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狂詩曲
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| 作詞 春原 イオ |
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思い出なんてなにもないけど
とりあえず作ったアルバム
写真はたったの４枚
最高のシーンと最低のシーンと
秘密の一枚と君の後ろ姿
ついに呼べなかった君の名を
心の隅で 摺り切れるまでなぞる
焦げたように残るその跡を
僕は あの恋の墓標にして
勿忘草で花葬するんだ
エピソードなんて送れないのに
毎週聴くリクエストラジオ
どこかの誰かの恋愛
この夏の新曲と時越える名曲と
君が一度だけ唄ったあの曲
呼ばれることのない僕の名は
南風に乗せ 消えてしまっていい
虫の羽のように透けるその欠片を
君が 綺麗だと笑うなら
僕は名前なんていらない
頭を失くしてのたうつ蟻を
殺すのが慈悲なのか
生かすのが慈悲なのか
僕はまだ分からない
ついに呼べなかった君の名を
心の隅で 摺り切れるまでなぞる
焦げたように残るその跡を
僕は あの恋の墓標にして
勿忘草で花葬するんだ
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