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幸福人
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作詞 心菜 |
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たとえばそれは
寒い日の夜 私たちに布団をめいっぱいかけて
風邪をひかないように心配してくれる母の姿とか
休みの日に 家でごろごろしている私を
少しでも楽しい所に連れて行ってくれようとする父の姿
たとえばそれは
親には恥ずかしくて相談できないことを
姉の私なら大丈夫かなと思い悩みを打ち明けてくれる弟の顔
勉強を教えてほしいとせがむ私に
嫌々ながらもちゃんと教えてくれる兄の姿だとか
そういうものを見ると 私は
今日まで生きてきてよかったなと 思えるのです
困難な壁にぶつかり続けながらも
引き返さず進み続けてきてよかったなと 思えるのです
幸せって
私たちの周りに たくさんあるもの
だけど あまり気づけないもの
人はすぐ 自分は不幸だと言うけれど
幸せは足元にも 手先にも 頭上にも
たくさん あり続けているんだ
この世界でちゃんと 生きている限り
そういうものだと 私は思いたいのです
そう思えるように今日も 生きていきたいのです
その先で
昔からずっと 見落としていた幸せに
少しずつでも 気付いていけるように
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