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罪人(ボク)「と」夜の王(キミ)
作詞 菊堂 新
見え透いた言葉だと油断して 深い監獄の中抜け出した
ありふれた幸せなどないのだと 何度も自分に言い続け
気付かないふりをしても 吐息感じれば逃げ出した


深い茂みの奥へと歩みを進めて 血の滲む右手を捨てて
君の愛で埋もれた毒薬 僕はそれを飲み込んで笑った
暗闇照らす月は不在で 静寂の支配する闇を進んだ
張り裂けそうな空気に僕は 期待を込めて微笑んだ


吹き抜けた風を無視して 僕は君のいる玉座へ急いだ
この人生を終わりにしたいと 闇の隙間に滑り込ませて


夜の王よ僕を殺して 肉の残ることなく全てを食べて
無様に死にゆく僕を笑って その唇で言葉を紡いで
夜の王よ僕を殺して 血の濡れる場所を失くして
代わりに死にゆく僕を笑って その瞳で僕を射ぬいて


見つめ合う時間だけが経過して 甘い体臭に酔わされそう
片翼の羽をはばたかせ 視線逸らせない僕を引き寄せた
暗闇照らす月は不要で 君の支配する静寂を感じた
亀裂の生じた空間に僕は 期待を込めて微笑んだ


つらそうな君を無視して 僕は君のとなりに腰かけた
この瞬間がなにより長くて 愛しく想う罪を許して


夜の王よ僕を殺して 愛を知ることなく全てを消して
孤独に先逝く僕を笑って その指先で命をうばって
夜の王よ僕を殺して 涙思い出す時すら壊して
終わりと死にゆく僕を笑って その視線で僕を見据えて


見え透いた言葉だと油断して 深い監獄の中抜け出した
ありふれた幸せなどないのだと 何度も自分に言い続け
気付かないふりをしても 吐息感じれば逃げ出した


吹き抜けた風を無視して 僕は君のいる玉座へ急いだ
この人生を終わりにしたいと 闇の隙間に滑り込ませて


夜の王よ僕を殺して 愛を知ることなく全てを消して
無様に死にゆく僕を笑って その唇で言葉を紡いで
夜の王よ僕を殺して 血の濡れる場所を失くして
終わりと死にゆく僕を笑って その視線で僕を射ぬいて

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 罪人(ボク)「と」夜の王(キミ)
公開日 2008/04/20
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント とあるライトノベルを参考に書きました。。歌詞というよりも詩(ポエム)ですね。もしかしたら、詩(ポエム)ですらないかもしれませんが・・・・
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