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<狂想曲第一番>血塗られた人形
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作詞 菊堂 新 |
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血だまりに軽く口づけをして 恐怖に怯える叫びが聞こえた
歓喜に震えて廊下を彷徨う 絶望に染まった悲鳴を求めて
全てが真っ赤に色付いた屋敷で 唯一動く一つの塊
辺りに轟く不吉な音が 空気を重く圧迫していた
息を潜めて隠れる獲物を 八つ裂きにして殺してしまおう
断末摩の叫びを求めて 血の滴る場所を増やそう
さぁ、人間よ命乞いをしろ 美貌を恐怖で醜く歪めろ
絶望に染まった命の灯 最後は綺麗に咲かせてやろうぞ
充満する鉄の匂いに 微かな微笑みを浮かべて
虐殺という名の粛清を 心趣くままに執行しよう
殺すこと自体に意味は無い 我を作りし人間に聞け
我はただの殺戮人形 新たな命を枯らしてやろう
求めしモノは恐怖の叫び ただそれだけを我に聞かせろ
血と骨と肉の塊絶望の涙 どんなに美しくても醜いものよ
屋敷の全てを血で染めるまでは 我は誰にも止められぬ
血だまりに軽く口づけをして 殺し損ねた人間を見つけた
獲物を追って廊下を彷徨う 恐怖に怯える叫びを求めて
さぁ、人間よ命乞いをしろ 母の名を呼び絶望に喘げ
恐怖に支配された心の光 最後は綺麗に散らしてやろうぞ
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