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黒い天秤
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作詞 アマジ |
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比べなくてもわかることだ
僕の方ではなく孤独の方に傾くことを
不思議なことだろうか?
内側に秘めたものの方が重いっていうこと
螺子や針のせいではない
何の狂いもない黒い天秤
カタカタ揺らいで釣り合うことなんて
もう何千年も叶わないこと
いつも沈むのは悲しみの受け皿
誰が乗れど同じこと
結果はいつも当然のごとくで
傾き加減に差はあれど
悲しみが多いことに変わりはない
元々はただ白かった
乗せる度、黒くなっていく天秤
正と負が並ぶ平行の世界を
もう何万年も見ていない
いつも目にするのは斜線型の双皿
カタカタ揺らいで釣り合うことなんて
もう何千年も叶わないこと
いつも沈むのは悲しみの受け皿
呪われてもいない黒い天秤を
もう何億年も見届け続ける
いつか浮かんで 幸せの受け皿
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