|
|
|
誰も知らないこと
|
作詞 M×G |
|
夏はまだずいぶん遠いのに
風は熱いし町は明るいよ
今にもとろけそうな空気は
いくら望んでも止んでくれないよ
これまで知ってたことが正しいのか
それとも正しくないのか僕はわからないけど
たとえばもうすぐこの町が消えてしまうということ
折れてしまいそうな君の手を握っていること
夜はずいぶん先なのに
空は赤いしみんな寂しそうだよ
今にも弾け飛びそうな脳ミソは
いくら悔やんでもわかってくれないよ
今まで知ってたことが正しいのか
それとも正しくないのか僕はわからないけど
たとえば新しいニュースに埋もれてしまうこと
君の泣いてる顔が炎にかき消されてしまうこと
わざわざ哀れみを貰いたくはないけど
君のことが知られないのは悲しいんだよ
だから飛ぶんだよ
僕が思ってることが正しいのか
それとも正しくないのか僕は知らないけど
君が泣いて僕が泣いて
たくさんの銃弾と炎が町を呑んで
君が死んで僕が生きて
たくさんの不条理に人が呑まれて
今まで知ってたことが正しいのか
それとも正しくないのか僕はわからないけど
たとえばここよりも幸せな町が世界にあるということ
君はいつまでも笑ってられたはずということ
たとえばこの町のことを知らない人がいるということ
君の涙がもうすぐ枯れてしまうということ
わざわざ哀れみを貰いたくはないけど
君のことが知られないのは悲しいんだよ
だから飛ぶんだよ
|
|
|