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習慣病
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作詞 もやしっこ |
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二人で海辺で花火をした
正直どこがどうキレイとか
僕には分からないけど
君がキレイだって笑ってた
線香花火のおまじないを
君が教えてくれた
そんなの誰かの作った話だって分かってたけど
君が信じてたから
僕も信じたよ
そして帰り道
雨が弱く降りだしたもんだから
君は少し不機嫌になった
こんなことも明日になったら
楽しい思い出になってるよ
そう思ったけど
怒られそうだったから
黙って胸にしまった
なんでも胸にしまうクセがついた
でもそれには限界があったって気づいた
そして胸は君の体にもついてたってことを知ったよ
今年の夏も
海辺で花火をした
隣に君がいないもんだから
一人で海辺で花火をした
あいかわらず僕は
花火のキレイさが分からなかった
君が教えてくれた線香花火のおまじない
そんなの誰かの作り話って知ってたけど
今だけは知らないふりをして
願い事を一つした
でも
線香花火は最後までいかなかったよ
そして帰り道
去年と同じように雨が弱く降りだした
不機嫌になられて困ってたけど
今なら不機嫌な君のことも
全部許せるような気がした
「こんなことも明日になったら
楽しい思い出になってるよ」
なんて思ってた僕がバカだった
いつも君のほうが先に気づく
僕はいつも遅れて
君の正しさを知る
もしも線香花火の話が本当で
さっきの線香花火が最後までいってたら
なんて思ったけど
泣きそうになったから
黙って胸の中にしまった
気がついたらまた
同じことをしてた
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