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書かれた遺書は誤字だらけ
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作詞 悪一文字 |
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死ぬなと迫る奴が存在る 頑張れと言う馬鹿が存在る
俺だって足掻いたさ 藻掻いたさ
無駄な努力だって経験済み 必至にやって駄目だった
希望に縋って生きたんだ 襤褸屑になる寸前まで
絶望と闘って生きたんだ 脳味噌が腐る寸前まで
何故と訊ねる阿呆が存在る 寂しいとほざく奴が存在る
俺だって悲しむさ 痛むのさ
死の危険だって敬虔済み それでも何故か生きていた
希望を追って生きたんだ 俳人になる寸前まで
絶望を絶って生きたんだ 死人になる寸前まで
この世界は好きだ 恨んじゃいない
人間共には反吐が出るがな 藍しちゃいない
俺に必要な助けをくれる そんな奴はいなかった
それなのに まだ 生きろって脅すんだ
死の世界は信じない きっと何も無くなるさ
生の世界は信じるさ だって俺は生きたから
頼むから 静かに眠らせて 墓標はいらない
それだから もう 生きろって言わないで
死ぬ程苦しいこと お前等にはあったのか?
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