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赤い月
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作詞 あきる |
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自らに終わり告げてるような 鐘が鳴り響いた夜
あのまま独りきりでいたならば
深い深い 闇に吸い込まれていたかも
月の光がなければあの色は見えなかったのに…
大切なあなたを 永遠に失った夜
目に焼きついて離れない 赤い月の記憶
真実を映す鏡に 僕の微笑みは映らなくて
自分の姿を見ることさえできなくなってきた
あの日から消えない 心にある赤い染みは
どんどん広がっていき いつしか同じ色の血を流す
残酷な天使は 僕に見せつけるかのように
純白の羽根をひるがえして
赤い赤い 戒めの色に染めていく
何も考えられずその場に立ち尽くしていた
僕が生きている意味を 見失った夜
輝きを失っていた あなたと月の記憶
存在を確かめるために 自らに刃を向けて
流れる血を見て“記憶を消して”と叫びだす
あの日から消えない まぶたの裏の光景は
僕のすべてを赤く染め いつしか同じ色の涙を流す
「ずっとそばにいる…」そう誓ったあなたはもういない
流れる赤を止める理由がみつからなくて…
暗闇を照らすためのものなんてもうない
あの日から月はもう輝かなくて 僕は…
赤い月の呪縛から もう逃れられない
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