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遠く呼ぶ声
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作詞 鈴鳴琴音 |
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まとわりつく寒さが哀しくて
いっそのこと刺すようであって欲しいと
零した涙がすい込まれることはなかった
滲む視界はぼやけた世界へ
歪んだ形がいびつな価値観を
声が嗄れるまで叫んで
もう歌えないようにと
のどを震わせて
いざなうのは雨音に惹かれて
彷徨うのは雨声に魅せられて
息をすることすらもどかしくて
諦めてしまえれば楽なのにと
乾いた笑い声が響くことはなかった
冴える光は渦まく闇へ
優しい微笑みが嘲る嘲笑を
声が嗄れるまで叫んで
もう歌えないようにと
のどを震わせて
刻まれるのは秒針の音
鳴り止まないのは時計の声
誰かを呼ぶ声は哀しい響きへ
寂しい歌詞が心に波紋を
声が嗄れるまで叫んで
もう呼べないようにと
のどを震わせて
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