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-赤い落書き帳-
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作詞 森-sin- |
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空を切る。
真っ赤な掌のカッターナイフ
天に翳して振り下ろす。
雲を切り空を裂き 邪魔なものなど何もない
ソンナ世界ニ二人デ行コウヨ・・・
赤い指で空をなぞって雲に書こう
君と僕の名前を隣りに並べて。
さっきから何を黙りこくっているの?
口に出せぬなら真っ青な落書き帳
赤く心を描こう 汚れた指で
綺麗だね。君の首筋に伝う朱に指を這わす。
眩しすぎて振り下ろしたカッターナイフ
赤く染め上げ光を失くした君の瞳
大丈夫 汚れた僕を照らすものなどもう何もない。
赤イ水タマリ 零レタ透明ナ滴ガ水紋描ケバ
苦シミノ底カラ抜ケ出セル路ガ拓ケル
悲しみの朱から喜びの赤へと 空に描こう
真っ赤な指で雲に書こう
愛シテイルと真っ白な雲に描こう
やがて真っ赤になる 僕の落書き帳は真っ赤になる
赤がたりなくなる足りなくなる
空に描こう愛の夢 恋の証
やがて赤がたりなくなる足りなくなる
空に舞う真っ赤な滴
カッターナイフから滴る滴
もう一度空に描こう
赤イ指デ空ヲナゾッテ雲ニ描コウ
君ト僕ノ名前ヲ隣リニ並ベテ
真赤ナ掌ノカッターナイフ
天ニ翳シテ振リ下ロス
雲ヲ切リ空ヲ裂キ 邪魔ナモノナド何モナイ
ソンナ・・世界ヘ・・・・二人デ行コウ・・・・
─やがて真っ赤に染まる頃。
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