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冬の一日
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作詞 千笑 |
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昨晩降り続いた雪が
溶けて雨の雫となり
木の葉の上できらきらしていた
白い手袋に 白いマフラー
周りの景色と同じ色で
あたしは学校へ向かう
いろいろな色のマフラーした女の子や
白い息を吐く学ランの男の子
今日は何人とすれ違ったのかな
ストーブの入った教室から
雲の低い冬空を見上げて
ひとつの深いため息をつく
夕暮れの帰り道 日の落ちるのが早くて
蒼い月の光を浴びながら 家につく
窓の外で降り続く粉雪
あたしの想いも込めて積もっていく
溶けないようにそっと
パウダーのような雪が降り続く夜だった
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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