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ジッポのドラゴン
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| 作詞 涼 |
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あぁ そうさ お前なんざ捨ててやるよ。
あぁ そうさ 別に聞き間違いなんかじゃない。
なぁ お前 そんな顔してんなよ。
問いかけ禁止 本音を吐きそうだから。
冷えたコップにぬるい露
その奥に見えるは ジッポのドラゴン
なぁ 知ってるか？ オレ、見たんだよ。
前に お前がアイツと歩いてたのを。
あぁ それだけで決め付けるなって？
ただのダチと 腕組んで歩くかよ。
コップから落ちた露 ドラゴンの餌食に
なぁ あのゲームのラスボスはドラゴンだろ
姫を攫って喰っちまうヤツな。
オレぁ そんなヤツにだってなってやるぜ？
反吐が出るほど愛してっからよ。
お前ン事。
あぁ ちょっと話をデカクしすぎたか。
例えば コップは お前自身。
露は 溢れる涙だとする。
なら オレは ジッポのドラゴンさ。
笑っちゃうね マジで愛してるさ。
ほとほと嫌気がさす ほとほと。
意味がわかんない？ それはそれで
なら英雄（ヒーロー）はアイツにキャスティングして
オレ（ドラゴン）はあのゲームみたくザコでいてやらぁ
光る剣でココ（心臓）を貫かせて
消えてやる
あぁ そうさ お前には飽きたんだよ。
あぁ そうさ 『お前の為なら引きさがるさ』
なぁ そうだろ？ お前に オレは勿体無い。
なぁ そうだろ？ 『姫にドラゴンはお門違い』
まぁ お前には アイツ程度でジューブンだろ
まぁ お前には 『英雄（ヒーロー）が似合ってるだろ』
「アンタはそれで言いの？」 さぁ？ 知らね。
ジッポのドラゴン コップにヤラレ 死。
なぁ あのゲームのドラゴンはよ
一突されて消えちまう前に
一矢報いようと 火を吐く訳よ。
だからオレも やってやろうか
さっき飲み込んだ 本音を……。
露に濡れたドラゴン オレのポケットへ
姫を想い火を吐けないドラゴン
英雄（ヒーロー）に あっさり真っ二つ。
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