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『悪魔』と呼ばれた猫と『変わり者』と呼ばれた少女
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作詞 優庵 |
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にぎやかな街を 歩いていた
魚屋の前に現れた 黒い猫
誰もが彼を『悪魔』と呼んだ
魚屋の主人は猫を見かけて
棒振り回し猫に襲い掛かる
猫は優雅に棒を避け
魚くわえて逃げさった
すれ違う子供は猫に
石を投げ付けた
忌み嫌われてる猫は
いつものコトだと流していた
それから猫は西へ走り
橋のしたへ消えていった
そこには茶色い猫がいた
黒猫は魚を食べずに
茶色い猫へやった
それから二匹の猫は
橋の下から 出て来たんだ
少女は見ていた
黒猫と茶色い猫を
不思議と思いついていく
なんの不変さも 持たずに
純粋な気持ちで
走って 走って
はぐれてしまった
少女はただ 泣いてた
小さな木の実の樹のしたで
泣いてた でも探した
『悪魔』と呼ばれた猫を
自分なんか追っかけて来るはずないって
孤独だった猫は思っていた
初めて触れる 優しさが怖いから
否定する ばかりだった
それから猫は 少女に近付き
悲しい眼で見上げてた
少女はそれに気付いて
『あなたも悲しいの』と
聞いていた
悲しいさ もういっぱいだ
相棒を守る為
街へ出掛ければ『悪魔』と呼ばれ
子供に見られれば石を投げられ
俺が一体何をした?
孤独には慣れっこなんて嘘なんだ
ずっと欲しかったんだ
自分を追い掛けてくれる
『変わり者』が
アンタみたいな人が
ただ 欲しかったんだ
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