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sweet little love letter
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作詞 深魚 |
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きょう あなたのてがみを読みました
小さく きちょうめんに折りたたまれたてがみ
世界中の誰もがあなたを忘れても
この紙きれだけは そっとここににいてくれます
手のひらにいびつな右上がりの文字と
かすれたえんぴつのかたさまで愛しい人
まちがえた漢字にそっと指をはわせれば
なつかしさにじんで あわく溶けていくみたいです
ゆうぐれに揺れるひとつの想いと 桜に消されたふたつの声
30センチの距離越えたくて 夕立ちにまぎれ追いかけた日
離れているのがさみしいと きんいろの川原でつないだ指先
その腕に包まれていた すべての時間はまた巡るようです
最後の言葉はこのてがみに託して
春の訪れにふりかえり
夏の気配にたたずんで
秋のにおいで分かち合い
今、四角い冬の空のした
あなたのことばで わたしはわらっています
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