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夏の大三角
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作詞 月夜 |
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まっすぐ一筋、光ってた未来
それをただ、追いかけてた自分
どこに捨ててきたんだろう…?
夏の大三角を、ただがむしゃらに探す
正確に「あれだよ」と指してくれた光はない
指してくれた人さえもう忘れてしまった
何もない空へは…まだ、飛び立つのが怖かった
ネェ、コノソラガミエマスカ?
アナタハミツケラレマスカ?
三角形、ただ探して、また探して、迷ってた
私はまだ見つけられずに
呆然と穴の中にいる
昔の古いアルバムを引っ張り出した
その瞳でまっすぐとレンズを覗いていたんだろう
「ああ、そういえば歌うのが好きだった」
そう思い出し、今の自分には何があるのかと考えた
アナタハソコニトビタテル?
ナンノタメニトビタツノ?
歩いては、また転び、また転び、うずくまる
「立ち上がれ、前にゆけ」と
動かない足を叩いたりした
「動かない、動けない、動いてよ、頼むから」
立ち上がり、広がった世界
光に向かって歩いてゆける
「大丈夫、まだ立てる。もう少し歩けるよ」
歩くことを知った私は、ただ生きていることを知る
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