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ある夏の夜に俺達は…
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作詞 暇人 |
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ある涼しい夏の夜
俺達は家をこっそり抜け出し
ライトの壊れた自転車で
夢中に夜道を走り始める
夏風が汗にあたり
ヒンヤリ冷たく気持ちが良く
わずかな月の光を頼りに
ペダルをこぎ続けていた
その時 大きな「自由」を感じた
「明日は学校」そんな事を忘れ
つまらない生活からの解放
誰にも邪魔させない
今は俺達だけの時間なんだ
何かを求める訳でもなく
目的地がある訳でもない
いつまでもどこかへ向かう
どこまでも曖昧なdrive
ある青春の夏の夜に
疲れが溜まり眠くなる
木のザワめきだけが耳に聞こえる
近くのコンビニでジュース買い
確かに感じた冷たい「温もり」
それを自転車のかごに入れ
輝く星空を見上げた
自分とこんなにも向き合えたのは
本当に初めてだった
その時 目の前に広がる「青」を見た
それは力強く自由な海だった
偉大さに圧倒され立ち尽くした
そして感じたんだ
今の「俺達」と「海」は同じなんだ
この海へと導いた何かは
自由を探す強い心だった
いつまでも夢中になって
どこまでもフルターボを効かせる
若い俺達の全てなのさ
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