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真っ黒な犬
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作詞 キムチ |
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真っ黒な犬は捨てられた
ペットを飼うのにあきた飼い主に捨てられた
雨の中、ただ一匹ダンボールの中にはいってた
どうすればいいかわからず、飼い主が戻ってくるのを願って待っていた
雨は真っ黒な犬の涙のように降っていた
雨は真っ黒な犬の心を傷つけた
みちゆく人の中で、若い男性がやってきた
「こんにちわ、子犬くん」
その笑顔はまるで、太陽のようだった
真っ黒な犬は拾われた、優しい飼い主に拾われた
捨てられた傷をうめるような
太陽のような笑顔だった
それから幸せな日々が続き、真っ黒な犬は幸せだった
捨てられた傷も癒された
ある日、真っ黒な犬は待っていた、飼い主に家で待ってろといわれ待っていた
突然外から大きい音がした、覚えてるのはそこまで
それ以来、飼い主は戻ってこない
真っ黒な犬はそれでも待っていた、やさしい飼い主を待っていた
あの飼い主のことを信じていた、もどってくると信じていた
戻ってくると信じたかった
真っ黒な犬は飛び出した、いてもたってもいられず飛び出した
飼い主を探すため飛び出した、太陽のような笑顔をもう一度見たかった
道を渡っていると車の音がきこえてきた
真っ黒な犬は動かなくなった
偶然にも飼い主とおなじ場所だった
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