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君がいない ボクがいる
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作詞 菜々子 |
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昨夜のラジオ
雑音だった
声が聴き取れなかった
ザーッザーッって
ずっと鳴ってた
なんか昔っぽい
思い出しちゃった
2階の屋根で毎週夜中
雑音と戦って聴いてた
うん...そう
君と一緒にね
あの頃のラジオはまだ高くて
ボクは懸賞で当たった
君は喜んだ
だから隣の部屋から抜け出して
そう...抜け出して
ボクの家へやってきた
バレないように
玄関はまずい
親に見つかるかも
そんな事言いながら
君は今どこへ行った
ラジオへ送ったハガキ
君が送ったハガキ
その内容は本当だ
君はいなくなった
探したけどいない
君は病気なんだ
もうこの世にはいない
探したのに
ボクがここで探しても
ボクも君の国へ行かなきゃ
ボクが行かなきゃ
君は見つからない
君はどうしていないの
君は何故そこにいる
何故...戻って
扉を開けばまた来れるかな
それとも扉は開かないかな
雨の日でも
晴れの日でもない
妙な空気に包まれて
そう...その日
君は姿を消した
ボクの知らない国へ
そう...その日
ボクの知らない国へ
君は独りで独りで
そう...その日
君は独りで独りで
先に行ったんだ
そう...その日
君は独りで独りで
先に行ったんだ
そう...その日
初めて知った
本当の涙の意味を
君がいない
ボクはいる
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