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桜と夕焼けとビー玉
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作詞 椎名薫 |
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夕焼け色に染まった桜が散ってる
そっと小さな手のひらを差し出して
1枚ほんの1枚でいいよ
あたしに ちょうだい?
綺麗に咲き誇って
綺麗に反射しているものだから
あたしのものにしたかったの
ねぇ あなた
あなたにも見せてあげたいよ
だからほら
隣においでよ
桜の季節は一段と切なくて
だけど大好きで
あなたと初めて笑いあった季節なんだよね
覚えてるかな、あなた
落ちてたビー玉の中
桜の桃色と夕焼けのオレンジ色
上手い具合に重なり合ってて
そこらへんの絵画なんかよりも
よっぽど映えて 綺麗に見えてるよ
あなたが初めてあたしに言った言葉
『綺麗だね、桜』
あたし今でも覚えているよ
ねぇ あなたは覚えてる?
あなたの中にはないかもしれない昔の記憶
だけどあたしの中にはちゃぁんとあるよ
転がったビー玉の中に映える
桜と夕焼けと一緒に残ってる
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