|
|
|
Distance
|
作詞 来 |
|
どうしようもないくらい 距離は開いていて
分かっていたというのに どうしようもなく切なかった
森の中から見上げたとき 一陣の風が吹いて
見ようと思った星空は 雲に隠れてしまった
貴女を助け出すと神に誓ったのに 私にそんな力はなくて
手にもった剣はいつの間にか錆び付いていた
見上げた空の星たちは どうしようもなく離れていて
本当は熱い光のはずなのに つらいくらい冷たかった
それは私と貴女の心の距離であり
それは私と英雄の力の差でもあった
町の片隅で座っているとき 一つの噂を聞いた
貴女は助けられたと 一人の青年に、一人の英雄に
泉のほとりで佇んでいるとき 誰かのささやきを聞いた
お前には助けられない 貴方を助けられないと
感じた貴女と英雄の気持ちは どうしようもなく近くて
とても熱い思いを お互いに感じあっていたのだろう
それは貴女と英雄の心の距離であり
それは貴女と私の心の距離ではなかった
どうしようもないくらい 距離は開いていて
分かっていたというのに どうしようもなく切なかった
星なんて手に届かないのに 星なんて私に冷たいのに
感じた貴女と英雄の気持ちは 私とはかけ離れているのに
距離を感じたとき 私は切なくなった
星が私に気付かれないように 一瞬だけ明るく光った
|
|
|