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少女の歌声
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作詞 仁菜 |
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少女はいつも 唄を歌っています
誰も知らない ひみつの唄を
小さな声で 口ずさんでいます
嬉しいときも 悲しいときも
愛も 幸せも お金も
少女はなにも欲しがりません
声さえあればいいのって
微笑んだ少女の瞳に 僕は映っていないでしょう
其の瞳には 光が宿っていないのですから
少女はいつも 唄を歌っています
誰も知らない ひみつの唄を
小さな口から こぼれだすメロディー
世の全てを 受け流していきます
手も 足も 心も
少女は何も必要としません
ただ椅子にすわって
ぼんやり唄を歌いながら 天使の迎えを待ってます
其の唄には 心が入っていないのだけれど
『此処からわたしを連れ出して
錆びた鉄の この檻の中から
果てなく続く この道を
私と共に 手をつないで…』
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