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悲しい歌
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作詞 MICHIKO |
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一人きりの日曜
ふとラジオをつけたら
貴方が好きだと言った悲しい歌が流れた
"こういう歌は別れた時に歌ってよ"
ギター片手に私の前で歌う貴方の頬に
そう言ってキスした私を思い出す
貴方は私を抱きしめ
"じゃあ一生歌えないな"
そう笑ったね
だけどこの歌は
別れて一人で聞くには悲しすぎる
"もう泣かない"
あの時そう約束したのに
知らないうちに涙溢れてくる
楽譜をめくる貴方の横顔
弦に触れる貴方の指
少しかすれた貴方の声
見つめる貴方の瞳を
隣で只目を閉じ感じてた
幸せだった
この曲とおんなじ運命を辿るなんて
思いもしなかったあの頃も
部屋の隅にはいつもギター
深い緑色した貴方の宝物
"綺麗な色ね"
振り向いた貴方の笑顔が
目に焼きついて離れない
出来ることなら
その笑顔と言葉だけを信じていたかった
私はいつも小さな嘘にばかり
心を奪われて
貴方の心とか
貴方を好きになった時の気持ちとか
大切なことばかりを忘れてた
だけどね
あの時は許せなかった嘘
今なら許せる気がするの
あの悲しい歌だって
今なら最後まで聞いてあげられる
貴方が隣で歌って歌ってくれるなら
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