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涙の鎖
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作詞 氷空 蓮 |
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もしもあの時君の瞳を見ていれば・・・
君はいつもうつむいていた
声も聞いた事が無い
いじめられても何もせず
ただじっと人形の様に座っていた
僕は耐える君の姿をただ見ているだけだった
泣く事も無くうつむいてるだけの君を・・・
黒い髪の隙間から少しだけ見える
君の青白い顔もただみているだけだった
いまさら気付いたんだ
君はどこにも居場所がないこと
涙を見せないように耐えていたこと
透明な鎖で君は縛られ続けてたんだ
君は顔すら見せようとしない
何をするにも1人きり
どんな事をされようと
人形の様に動こうとしなかった
僕は人形のような君をただ見つめていた
逃げる事も無く動こうとしない君を・・・
白い肌から流れる赤い血も
少し見える青アザさえもみているだけだった
本当はあの時見ていたんだ
声を殺して泣いてる君のことを
ハンカチで流れる血をおさえていた
流れ落ちる涙の数が多すぎて
僕には支える事が出来なかった
君の心はズタズタに切り裂かれてたんだよね
今頃思っても遅いけど
あの時僕が君の瞳を見ようとしてたら
君は僕に顔を見せてくれたのかな?
涙の鎖は長すぎて
僕では持ちきれないけれど
もしもいつか出会える事が出来たなら
その時は君の笑顔を見てみたい
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