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〜 夏休み 〜
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作詞 瑠亜 |
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まだ幼く恋なんて知らない頃 僕は見知らぬ感覚を見た
胸が高鳴り君の横顔忘れられず......夏休み 最初の日。
学校を去り転校してった君 僕は初恋をしていたんだ
まだ恋が何かも知らず幼すぎた僕は......夏休み 五日目の朝。
かつて花火をした河川敷の夜 鉄橋の下へ君を呼び
拾い集めた睡蓮君に手渡してた...... 一学期 君への想い。
優しい微笑みをくれた君の瞳 何故か嬉しく仕方なかった
恋を知ってれば自分の気持ち分かってたかも......夏休み 惑った今。
小さなタチでも感じてた 蜃気楼に消えてしまいそうな程の恋だけど
七月末に手を振った君の涙の痕 今でも僕の心を締め付けてる
可愛らしい泣き顔を見せ 別れを告げるその前に言ってたかも
『 大好きでした。見失いたいくらいに。 』
風鈴の音が響く六畳一間のこの部屋で 微かに歪む空虚な空を眺め
そして僕を抱き締めてくれた君の事を 今でも温もりさえ感じたままで
君の流した涙がただの想い出じゃないよう かつての想い出ノートに書き留め
心の片隅蹲った傷を見詰め 何時までも君を忘れないように
夏の陽射しに消えてった 君の優しい微笑みを......
手にした林檎飴舐めながら行った あの光景残る河川敷
あれからどれほど経っても忘れない光.......夏休み 錯覚の影。
きっと初めて会ったのもこの下で 鉄橋下に残した落書き
見詰め続ければ僕らが見える気がしてた......三年前 友達の絆。
僕は何時しか分かっていた 君を想うこの声は気付かれぬ振りしてると
大人らしい君の中の幼いその仕草は 何時もあの日のように浮かんでくるの
気持ちを知らぬ時渡した 今でも睡蓮の花の輝きを覚えてますか?
『 ずっと一緒に、話して居たかっただけ...』
晴れ渡った空を眺めながら君の声想い 潤む見瞳を袖で隠しながら
最後の日靡き頬を掠った柔い髪 思い出せばこの心に涙流し
土手に浮かぶ陽炎の下見つけた淡い花に あの夜渡した気持ちを重ねて
あの日の光景に惑いの後悔残したままで 何時までも君を想えられるように
忘れられない想い出の 君の優しい『ありがとう』......
何時か......
また皆で微笑み光る花を散らしたいね 何時までも変わらぬ心を持ったまま
また二人で永遠に続く道を歩きたいね 何も言わずこの気持ちを留めたまま
また何時か会えるのなら僕は君に伝えます 『見て下さい。君のお陰で強くなれた 』
八月最後の日 ノートの片隅に落ちた汗
夏のお昼過ぎに 君との写真に吸い込まれて消えた ......
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