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叶わない願い
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作詞 沖川 妃野 |
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―もう君は私に笑いかけてはくれない―
優しい瞳の奥には、何も語ってくれない君がいた
それに気付いたのはいつだろう?
桜の花がすべて散ってしまった頃だった
君の笑顔には力があって
いつも勇気と希望をくれた
無邪気に笑う君はあまりにも愛しすぎて
この世に終わりが来てもずっとそばにいたいと思った
君はきっと知らない
いつも助けられていたのは私の方だってこと
いつも笑顔をくれた君に
いつも勇気をくれた君に
満面の笑みで言いたい
「ありがとう」って
君を忘れるのには時間がかかりすぎた
本当は今でも忘れずにいる
涙を流すのをこらえて
私はいつでも大人になれない
私の心の奥に咲いている小さな輝く花を見つけてくれた
いつでも君の隣にいたいと思ったのに
流れ星に祈った願いを知らないでしょう?
泣きたいときに泣かしてくれた君に
本当の笑顔をくれた君に
どうしても伝えたかった
桜が散る前に
「行かないで」って
もう君はいないけど
私はいつでもどこでも君のことを思う
だけど桜の木の場所へ行けばいつも心が痛む
それは
もう
二度と
君が笑いかけてはくれないから
―お願いもう一度笑ってよ―
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