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和花葉
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作詞 兎朋 |
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必死で大地を踏みしめる若葉
上を見上げれば青白の世界に
胸張って輝く太陽
心に溢れるものは幼さという痛み
自分の花が何色なのかもわからずに
ただただ光を追い続け かかとを浮かす
涙止まらぬ時もあるでしょう
でも忘れないで
その悩める涙は君が育つために流れていることを
そして頬を拭ってくれる優しい風が吹いていることを
傷を隠してほほえむ若葉
上を見上げれば傷の理由(わけ)も知らずに
未だ照り付けてくる太陽
胸締め付けるものは自分を偽る自分
自分の花がいつ咲き誇るかもわからずに
ただただ光を手で隠し 闇へと沈む
暗さにおびえる時もあるでしょう
でも忘れないで
その悩める涙が誰かのために流れていることを
そして苦しんだ時が君に一つの色をつけていることを
いつかは花も枯れるでしょう
でも感じていて
また新たなつぼみが胸のどこかに芽生えていることを
そして枯れた花びらの数だけ空に近づいていることを
苦しみ知らずに育ちはしない
将来(あした)の君が咲かす花
きれいな色にしてください
誰のものでもない君だけの輝きで
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