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―\凪、
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作詞 杞柳 |
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こんなにも
広い世(ウミ)が
存在するのに
誰とも共有できぬ
この感情
この思考
一体何に託したものか
文字に託そうか
音に託そうか
詩(ウタ)に託そうか
舞に託そうか
嘘に託そうか
可哀想に
愛されること無き文字
愛されること無き音
愛されること無き詩(ウタ)
愛されること無き舞
愛されること無き嘘
私に触れられたばかりに
それでも私は
文字という瓶に
音という瓶に
詩(ウタ)という瓶に
舞という瓶に
嘘という瓶に
篭めては
世(ウミ)に流す
来るはずの無い
賞賛(ヘンジ)を夢見て
来るはずの
中傷(ヘンジ)を悪夢(ユメ)見て
それでもあきたらぬなら
自分(ヒト)に託そうか
愛されること無き自分(ヒト)
自分(ヒト)という瓶に
世(ウミ)に呑まれると
知りながら
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