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『虜』
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作詞 りおん |
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あたしが求める
貴方は消える
あたしが揺らぐ
貴方が縛る
いつだってそうでしょう?
触れもせず 甘い言葉ひとつ吐きもしないくせに
あたしが離れようとする時は
貴方はあたしを見送りやしない
ただ 何も云わず
制裁のように罰を下すんだ
一生逃れられない
どうして幸せを求めさせてはくれない?
貴方の
愛の欠片もない腕が
纏わり付いて 離れない
誰にも知れぬその行為は
ただあたしのあがく力を殺すだけ
そしてあたしはまた
貴方しか見えなくさせられる
もっと優しい腕が欲しいの
もっと温かな想いが欲しいの
・・・でもね
それでも貴方の不器用なその腕が
誰よりも熱い温もりが
愛しいのよ
もう とうの昔に侵されてる
貪欲な麻薬
甘い猛毒
「虜」
そんな罠
貴方があたしを壊してゆく
めちゃくちゃに
何も考えさせてもくれない
許しを乞うても
ただ何も云わずに
傷痕ばかり遺して
「・・・気が 狂う」
傷痕ばかり 塞いで
貴方に腕を回せば
貴方は消える
刹那の快楽だけを
躯中に染み込ませ
そしてあたしはまた
誰かに縋るフリをする
壊れてるよ
壊れてるけど
これが唯一の確かめ方
あたしたちの 繋がり
だから笑って
引き金引こう?
イこう
最期の唇なんて死の味しかしないよ
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