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結婚そして・・・戯言。
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作詞 たにさん |
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俺さ、お前には黙ってたけど結婚しててん
「え、いつからなん?」
小学校んときからかなぁ。
俺もよーわからんねんけど
そういや結婚してるん気づいたんは小学校やったわ
「え、どういうこと?そんなん結婚できるわけないやん。
うそつくなや」
うそちゃうよ。ってかどっちも外人やから
向こうの法律では結婚OKなんよ
「お前、日本人やん。物凄い日本語ペラペラやん。外人のわけないやん」
え、それはうそや。
日本語しゃべってるフリしてんねん。
ぎりぎりで
「ぎりぎりってどいうことやねん。お前の親、物凄い日本名やん。
小五郎と正子やろ?ほんまうそつかんといて」
ほら、これ見てみ。結婚指輪。
こっちから見たら結婚指輪じゃないねんけど
そっちから見たらほんものやろ?
「あ、ほんものや」
じゃあ聞くけど誰と結婚したん?
「いや、お前が言うなよ。それは俺が言わなあかんことやん。
誰と結婚したん?」
それは青春と結婚したのさ。
俺等まだ高校生だぜ
「じゃあ、今までのはうそか?」
ちがうよ。
さっきのはジョークやって。
お前もよく知ってるやつやって。
誰と思う?
「みちこ??」
あ、おしい。
そこまで来たらもうちょいやわ
「おしいってどういうことやねん。
みちこちゃうかったら里見か?」
何言ってんねん。
お前を友達と思ってたんは俺だけかよ
里見って誰よ。
ぜんぜんお前のこと嫌いになったわ
いちいち何よ。
死んだらええねん
「そこまで言うか。ってか里見ってお前の彼女じゃなかったっけ?」
そうやで
「誰?ってどういうことやねん」
え、それはお前のためを思って。
「もうええわ。ってかもう答え教えて」
それだけは言われへんわ。
結婚した相手は言えてもそれだけは言われへん
「じゃあ言えるやん。はよ、いえや」
柊木さん
「誰やねん。俺、まったくそいつしらんで」
俺もぶっちゃけ、よーしらんねんけど
たまに家に来るから結婚してん。
「小学校んときに?」
違うよ。小2のとき
「あってるやん」
正確にいわなあかんって思ったから。
もしかしたら男ちゃうかなって思ってんけど
まあそんなこと気にしたらかわいそうやから
結婚してん
「女ちゃうの?」
いや、それはわからん
男かもしらん。でもおれは女やと思う
化粧するから女やと思う
「うん。じゃあ女やわ。よく結婚できたよね。法律にひっからんでよかったよ」
やっぱり男かもしらんわ
「そんなんどっちでもいいから。なんしか良かったね」
もっかい最初から話しよ
「なんでやねん。もうええやん」
じゃあ、俺が結婚を報告するところから
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