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モノクロ
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作詞 もん他 |
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男は涙を無くした。
男は笑顔を忘れた。
そんな中でたった一つ、彼が手に入れたもの。
それは、自由。
彼は解放された。全ての束縛から。
重力から、世界から、法則から、感情から。
己が憎む束縛を、また己が愛す束縛を、彼は捨てた。
そして、ゆっくり、ゆっくりと闇へ堕ち、
黒に身をゆだねた。
やがて、太陽が訪れた。
陽の山吹色が全てを癒し、溶かした。
酸化して往く世界から色は消えた。
男は何を求めた。
世界は何を求めた。
残ったのは、男の瞳と
白と黒の支配する世界だけで。
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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