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かざぐるま
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作詞 杞柳 |
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砂ケムリの後に残ったものは
およそ どうでもいいもので
しっかり感じたはずの体温が
忽然と姿を消しました
雨は見向きもしなかった
此処を創造された 神サマのお話
此処を護りぬいた 勇者のお話
焦げた莟に
水をやれば
また 足元をさらおうと
不似合いなかざぐるま
まわりだす
見つけ出すは髑髏(シャレコウベ)
招かざる客 無神経
先に還ると遺い残すなり
私は独りにされました
示し続け絶やさぬ事が
義務だとあなたは脅します
空は想いもしなかった
此処で生まれた あの人のお話
此処で消えた あの人のお話
褪せ行く物語(レキシ)
口にすれば
また 足元を埋めようと
場違いなかざぐるま
うたいだす
削りゆくは土塊(亡キアナタ)
真似飾る曲 使い捨て
かざぐるま
かざぐるま
不似合いでも 場違いでも
この物語をのせて
うたっておくれ
まわっておくれ
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