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足の下の戦争
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作詞 海底の石 |
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ねぇ、
いつになったら聞こえるんだい?
あの小さな声が、いつまでも離れない
平和を叫ぶ人間(ひと)たちの列が通り過ぎていった
蟻の列が彼らに踏み潰された
耳に悲鳴が届く
耳に祈りが届く
何故、彼らには聞こえないのだろう
足の下の戦争の音が
私達が一歩を踏み出すたびに
生命が失われる
私達が一歩を踏み出すたびに
戦争が起っているのに
それに気付かずに何を叫んでいるの?
同じカタチのモノにしか
心を認めない私達
「ねぇ、
いつになったら聞こえるんだい?」
あの小さな声が、いつまでも離れない
ブラウン管に浮かぶのは『護る為』の虐殺だけ
何を護るかなど知りもしないで
何を見ているのだろう
何を感じるのだろう
今、もう一度考えてみないか?
足の下の音が持つ意味を
私達が一歩を踏み出すたびに
彼らは命がけで
私達が一歩を踏み出すたびに
戦地へと踏み出しているのに
それに気付かずに何を叫んでいるの?
同じカタチのモノとしか
心が通わない私達
「ねぇ、
いつになったら聞こえるんだい?」
あの小さな声は、何処にも届かない
足元の命と
貴方の隣に居る誰かの命
そんなにも、重さは違うものなのか?
同じカタチのモノにしか
想いを持たない私達
「ねぇ、
いつになったら聞こえるんだい?」
あの小さな声は、どうしても届かない
心を堕とした、私達には。
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