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桜と船
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作詞 KIKI |
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赤いオレンジ色の 満月が
いびつな光を放つ
君への想いは
夜の桜吹雪の如く
鮮やかに散って逝った
月に影だけを残して
僕らの気持ちとは
裏腹に 穏やかな風が吹く
ふたりの間には
そんな風は もう 吹かない
流れるは疾風だけ
暗い漆黒の 冷たい瞳が
凍ってくのを感じた
君への想いは
海に彷徨い船の如く
沈んでいった
船に君だけを残して
僕らの心とは
裏腹に 和やかな小波が鳴る
ふたりのこの先に
そんな音は もう 聞こえない
感じるは荒れ狂う嵐だけ
君への想い
とても儚く 遠く 消えていった
桜吹雪のように
君への愛も
すでに深く 底に 沈んでいった
難破船のように
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