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嘘つき広場
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作詞 jin |
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今日も広場に群がる子供
その中心に初老のおじさん
全身黒に着こなして
いつものように嘘をつく
嘘だと皆わかっていた
それでも子供は集まった
嘘を夢だと語るおじさん
彼は子供によく好かれた
さぁさぁ よく来たガキ共
今日も一つ話をしてやろう
とっておきの話さ だから
耳かっぽじってよく聞いとけ
おじさんの語る嘘は全部
夢のような物語
気付けば皆夢中になった
話の続きを知りたくなった
ところがある日おじさんは
突然広場に来なくなった
遠い所に行ったのと
ママからそう教わった
それでも皆信じなかった
おじさんはきっと
また僕等に嘘をつきに来る
僕等はまた集まった
いつもの広場に集まった...
なぁなぁ あんたが閻魔か
一つ頼みを聞いてくれ
俺の罪とかそんなのどうでもいいんだ
俺をもう一度動かしてくれ
広場に集まる子供数人
毎日サボらずおじさんの夢を聞いた
その輪の中に嘘つきおじさん
最後に笑いながらこう言った
なぁなぁ お前等よくもまぁ
飽きもしないでここに来たな
ちなみに俺はもう飽きたんだ だから
ここにはもう俺は来ない
そしたら子供はこう言った
行ってらっしゃいと笑って言った
その言葉に嘘つきおじさん
不覚にも最後本音が出た
涙と言う名の本音が出た
yeah...
それからいつもの広場は
嘘つき広場と呼ばれた
親愛込めてそう呼ばれた
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