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過去。
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作詞 ☆アイコ☆ |
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前に進もうと思った。
もう、後ろは振り向かない。
後悔に溺れてしまいそうだったあの夜。
涙が止まらなかった、あの夜。
震える指であなたの番号を押した。
メールが来るのを泣きそうになりながら待ってた。
冷たいあなたの言葉もそっけない素振もすべて、わたしにとっては特別だった。
すべてが甘く、そして、切なかった。
ギターを弾くあなたの横顔が好きだった。
体育でバスケをするあなたがたまらなく眩しくて、なんだか泣きそうになった。
あなたが笑いかけてくれるその度に、私はたまらなく幸せだった。
電車の中二人で向かい合ったあの日。
私の人生史上最大にして最高の日だった。
あなたは私をこんなにも夢中にしてしまった。
眠れない夜も震える指先もみんなあなたの所為なのに、あなたはいつも違う方向を見つめてる。
私の人生史上最大の恋愛。
こんなにも本気で人を好きになったのは、生まれて初めてだった。
何度も忘れようと思った。
だけどその度に、あなたの笑顔思い出して、苦しくて、切なくて、壊れてしまいそうだった。
忘れるなんて出来ない。
だから私は、前を見ることに決めた。
時には過去を振り向きたくなる日もあるかもしれない。
だけど、私は前に進むんだ。
大切だったあの日々と、忘れられない過去を抱いて。
私は、前へ進む。
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