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『大切な君』
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作詞 ASUKA |
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君が遠くに行っちゃってからもう4年がたつんだよ。
もう家のドコにも君のニオイはないんだ。
君があたしの家族の1人となって
その後すぐにあたしが生まれてきた。
あたしの古いアルバムの写真には
君と一緒の姿ばかり写ってるんだよ。
それから12年。あたし達ずっと一緒だったね。
夜一人で寝ることが出来ないあたしの横で
丸くなって寄り添ってくれた。
君は人間で言うと、もうおばあちゃんの歳だから
日に日に弱っていくのが幼いあたしにもわかってた。
今でも覚えているんだ。あれは3月の終わり。
いつものようにストーブの前で寝ている君が
いきなり苦しみだしたこと。
すでに病気をもっていた。歳のせいでもあった。
君はトイレまで行けないほど苦しくって
あたし達に迷惑をかけたくないって思ったのか
ずっと、布団がぬれてる所を隠していた。
あたしはその姿の意味がわからず ただ呆然と
看取ってあげることしかできなかった。
ずっと一緒にいれるって
そんなこと思っていたわけじゃないけど
それでも一緒がよかった。一緒にいたかった。
もう無理だってことはわかっているけど。
それでもみんなきみのことを一生わすれないよ。
ニオイはないけど、家のところどころに
君の写真がいっぱいあるんだ。
君が大切な友達だから、
あたしも一生忘れない。忘れられないよ。
今では新しい家族も増えたんだ。
やんちゃで甘えん坊なあたしの友達。
あたし、いっぱいこの子のこと大切にするから
いっぱいいっぱい君の分まで幸せにするから
どうか君はそれを嫉妬しないで
優しく見守ってあげてね・・・・
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