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放浪
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作詞 ビビンバ |
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疲れ果てたガラスの上で
立ち止まっていつづけた
勝ち誇って見上げた空に
何を求め歩いたか
ふたつを逢わせてひとつを形どった色が
何種類も集められた絵の具の中で
自分の色さえわからない
誰かの声で立ち上がれれば
何の花にもなれるだろう
今はただ透明で
古く寂れたレンガがわれた
せっかく芽吹いた赤さえも
気づけないまま
高く舞い上がった花びらが
ひとつの町を見下ろした
風と共に感じただろう
自分にしか聞こえない心の奥で
「透明だ」とささやいた
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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