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戦場の桜
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作詞 jine |
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花がつきました 冬が過ぎて
はらはら舞い遊ぶ その花びら
知った背中の方は
不似合いな鎧をならしながら
その女(ひと)を置いて行った
踏み入れたくもない場所へ
平穏も安眠も許されない場所へ
女を守るためだと言い聞かせ
必死に斬り続けた
花がつきました 春が訪れて
はらはら舞い落ちる 薄紅花びら
知った背中の男を想い
女は夜桜を見つめながら
一人で泣きながら呟いた
置いていかないで欲しいと
逝くのならついてゆきますと
一人では生きた心地もしないと
必死で走り続けた
愛しき人 会えるはずもなく
花が散り始めた 春の終わり
はらはら舞うは 血染めの簪
桜が落ちた 春が過ぎて
地面に落ちるは 侍の涙
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