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刹那
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作詞 isa |
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この自転車もずいぶんとサビついたな
君を探しに夜な夜なでかけた刹那
月が笑う 星が問う
爪の先から生まれた花も
薄茶の髪の毛と
やけに高い音を立てる 古びたドア
肩を揺らす 赤いバッグ
すぐにわかるのは 君の声で
僕の筆箱には缶バッチがはりついてる
優しい君は 初めて話しかけてくれたね
その右手に 青いバッチを握り締めて
そんなものはいらない 笑顔もいらない
君がそばにいればそんなもの
今も捨てきれない そのバッチ
あの時なんで微笑んだりしたの
僕夢のために
しばしの別れを 君に告げることに
期待する反応 君の顔見れなくて
声だけ聞こえた その刹那
君の幸せをこんなにも願っているのに
おかしな僕は 初めてきがついた
その右手に 青いバッチを握り締めて
こんなにも恋しくて 嘘がつけない
君がそばにいればそんなもの
今も捨てきれない この想い
あの時なんで引き止めてくれなかったの
再開は十字路 満月が朱色の花を照らす
微笑むサキに僕はいない 君は幸せになったんだね
その左手に あいつの右手
握り締めて
そんな君が好きで好きで そんな笑顔も
君がそばにいてなんて望まない 幸せでいて
今夜捨てにいこう そのバッチ
確か南に池があった
その時なんでほほが冷たくなったの
この自転車は結構お気に入りだったんだ
明日新しいのを買いに行こう
君を探しに夜な夜なでかけることももうないだろう
月が笑う 星が泣く刹那
爪の先から生まれた花も
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