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沼底の人魚
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作詞 GARNET |
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また今日が始まると思うと
死にたくなる
いっその事死んでしまおうか
いつまで待っても満たされない
この世を残して羽ばたこうか
ガラスの戸のとってに
手を翳せば もう戻れない
トゲが刺さったように
体中が泣き叫んでいる
手にとる私の下駄箱の上靴は
色も形もわからないくらい
悲しくなっていた
休み時間 恐怖の鐘が鳴り響く
女子トイレに駆け込む私
鍵を閉めて スカートたくし上げる時
「ドン」という音
そして上から冷たすぎる水が
降り注がれていた
私の顔は涙なのか水なのか
わからないくらいぐしょぐしょ
拭くためのハンカチも
涙を流していた
心にはいつも穴だらけ
欠片が散りに散って
私ができることは
みんなの視線に耐えることと
泣き叫ぶことだけだった
明日が来る前に
今夜命を絶とうかな
救ってくれる気がないなら
後ろから息の根を止めて
救ってくれる気があるなら
ほんの少しでもあるなら
こんな私の埋め尽くせない
心の穴を埋めてください
本当は救ってほしかった
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