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月の晩餐会
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作詞 霧島マナ |
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満月は怪しく光る
ヒールの音だけが鳴り響く 夜空
星は眩しく光る
風は静かさを 運ぶ夜に
執事はお嬢に
ワイングラスを渡し
上品に 奇妙に
ワインを注ぐ 涼しい夜
私より素敵な 人が現れたら
この手を離して
流されて下さい
晩餐会は 月に照らされ
ワインの香りに
私たちは酔いしれる
黒いドレスに 星が反射すると
今までにない輝きが
私を包む
グラスは白く光り
首筋には青い風が吹く
足筋に忍び寄る
黒い影は美しく 怪しく
音楽は静かに
時の流れを表す 時計のように
黒い靴でやって来た
王子は囁く優しく
この夜以上に 美しい夜があれば
あの月はまだ
綺麗に咲いていないと言う事
晩餐会は 風に流され
音楽の流れで
私たちは眠りが覚める
赤い唇に 黒が映ると
今までに無い 冷たさが
私を呼び覚ます
晩餐会は 何時か日の光に
あたった瞬間
私たちは消えてしまう
床に 白が霞むと
今までと同じ時が
私たちを呼ぶ
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