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メッセージ
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作詞 椎名浩華 |
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初めて本気で人を愛しました。
今までにも、何度か恋はしてきたけど
あなたほど、駆け引きなく無我夢中で愛せる人は
他にいませんでした…
住んでいる場所が、少し離れていたから
そんなに頻繁には会えなかったよね。
お互い仕事が忙しかったし。
でもその分、会える時には必ず会って、
すごく幸せな時間を、一緒に過ごしたよね。
嫌な仕事の時間とか、すごく長く感じるのに、
あなたと一緒にいる時間は、
なんでこんなに早く過ぎてしまうんだろう…
納得できなくて、離れるのが辛すぎて、
終電ギリギリまで、ホームでぎゅってしていたね。
大きな駅だから、人もたくさんいるけど、
人目気にする余裕もないぐらい、
離れたくなかったよね。
車で送ってくれた時も、やっぱり同じだった。
助手席降りるのが嫌で、
「帰りたくない」って何度も泣いて。
親が厳しかったから、門限は守らなきゃいけなかった。
真剣に二人の将来を考えていたから、
本気の私達を認めてほしかった。
でも辛かったね。
あなたに連絡つかない時、不安でいてもたっても
いられなくて、置き手紙残して
アパートに向かったり。
真夜中に「寂しい」って困らせて、
内緒で会いにきてくれたり。
車の中で、静かに愛し合った時、
嬉しかったのに、「もうすぐまた離れ離れ」と
悲しくもなったりした。
でも本当に愛してた。
言葉では伝えきれないぐらい。
あなたも言ってくれた。
「愛してる」って何度も何度も。
「これ以上の気持ちを伝える言葉が見つからない。
あればとっくに言っている」
嬉しかったよ、本当に。
大好きだったのに。
やっと最後の幸せ掴んだのに。
あなたはいなくなった。
ものすごく弱い、泣き虫な私を一人残して。
こんなにあなたを愛しているのに、
あなたはもういない。
突然すぎて、気持ちがぐちゃぐちゃだよ。
泣いても泣いても、涙は溢れ続ける。
あなたがいないのに、
生きていく意味なんてないよ。
それでも生き続けることが、
あなたの願い? それとも私も…
昨日まで、あなたはそこにいたのに。
温もりそのままにして、
あなただけがいない。
やり場のないこの気持ち、どうしたらいいのか…
今はまだまだわからない。
愛してる、今も尚あなただけを…。
何も考えられなくなっているけれど、
それだけは言える。
愛してる、私は今もあなただけを…。
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