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ALONE
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作詞 porunoageha |
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雲が多かった
少し寒い朝
ぬるま湯のような
風が僕の首をなでて行く
なんにもなかった
すべてが白く見えてた
僕は一人だ
溜め息でコーヒーは冷めていく
そのとき迷いこんだ
碧の目の黒い猫
やぁチビちゃん
君も一人かい
僕ら似た者どおしだね
ミルクやるから
語らないか?
傷を舐め合わないか?
長年埃をかぶってた
僕の心が動き出した
なんだろうこの感覚
白い世界の片隅で二人
孤独を分けあった
1+1を2にしようとしてた
それから僕らは
沢山朝を向かえた
孤独はなかった
コーヒーの横に並ぶミルクのカップ
ところがある朝
猫は消えてしまった
僕を泣かすまいと
とった最後の行動だった
湯気を描いた
甘い甘いホットミルク
ただ見てた
いつか帰って
また慰め合える様
残していた
湯気は消えていった
止まった心は
また錆ついてく
どこに行ったあの感覚
残ったのは孤独と
悲しみだった
2−1は1にならなかった
窓の向こうには
相変わらず寒い朝
雲は晴れていた
透き通った空だった
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