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熱いお茶を
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作詞 甘いお茶 |
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背が高くて気が強い
髪が長くて涙もろい
胸が大きくて寂しがりや
そんな人を捜してる
毎朝乗る学校までの電車の中で
自転車に乗るコンビニまでの道で
見かけては振り向いて
確かめてはうつむいて
地震が来たらうちはどうなっちゃうのかな
母の問いかけに上手にこたえることができなくて
取り繕って
「僕が守るよ」なんて言ってみた
合コンに行って気になる子ができた
背が高くて気が強そう
選んだ理由はそれぐらいで
気持ちも無いのにデートに誘ってた
好きにならないと知ってたいのに
今度は映画見に行きたいね
彼女の言葉に耳を傾けることができずに
あわてることもなく
「もう暗くなってきたね」
なんて言わなくても分かるのに
いつもあなたを捜してる
毎日乗る家までの電車の中で
自転車に乗る夕日の中で
あなたじゃなくても
似た人でも
埋められる気がしていたのに
何もかも違うことに
気がつかなければ
日本はどうなっちまうのかね
友達の言葉を聞きながら
いつもの安い牛丼を喉に流し込み
お茶を頼んだ
その後で
あなたはいつもどんな日でも
熱いお茶を頼んでいたことを
ふと思い出す
誰にもわからないように
ほんの少しだけ笑った
背が高くて気が強い
髪が長くて涙もろい
胸が大きくて寂しがりや
そんな人を捜しても
ここにはいないと知っていた
寂しさとうれしさで
泣いてる僕を
あなたは知らないでいて欲しい
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