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ごめんね。
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作詞 紫穂 |
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『別れて欲しい』
この一言で
楽しかった時間や
幸せだった空間は
音を立てて崩れ落ちた
あたしは
『他に好きな人ができた』
というあんたが
許せなかった
下を向いて
あたしの目も見ずに
そんな事を言うあんたを
殴りたいと思った
泣きそうになったけど
泣くもんかって
必死で涙を堪えた
あんたの顔を
一発でいいから
殴りたかった
大好きだったのに
今も大好きなのに
気持ちを踏みにじられた気がして
悔しかった
『目を見て言ってよ』
そう言うと
あんたはやっと顔をあげた
―――あんたは泣いてた―――
きっと責任を感じたんだろう
すまないと思っているんだろう
こんなにキレイな涙を流す
あんたを殴りたいと思った自分が
情けなかった
振るほうも
つらいんだよね?
好きだった人を
傷つけるんだもん
あんたの心の中に
あたしはもう
居ないんだよね
違う人を
必要としてるんだよね
そう思うと
自然に涙が出てきた
ごめんね。
きっとありったけの
勇気を出して言ってくれたんだね
ありがとう。
大好きでした。
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