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開き直り、だって？
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| 作詞 凱羅 |
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開き直り、だって？
違う、これは決意だ。
ﾃｽﾄ四日前
先公の言葉が身にしみる
「お前ら危機感持てよ」
危機感？あぁ持ってるさ
表に出さないだけ
内に秘めてるだけ
お前教師だろ察しろよ
ﾃｽﾄ三日前
親の言葉で耳にタコができる
「勉強やったの？さっさとやりなさい」
勉強？あぁやってるさ
ていうか俺の返事聞いてないだろ
ていうか俺がやってようがやってまいが
あんたはその台詞を繰り返すだろ
ﾃｽﾄ二日前
友達の言葉がウザったい
「お前塾行ってるんだって？」
塾？あぁ行ってるさだから何だってんだ
塾なんて所詮学校でついていけない負け犬の集まりだろ
塾なんて行ったって学力上がったりはしねぇよ
そこは本人の問題だろう
ﾃｽﾄ一日前
自分の心の言葉が痛い
「このままじゃ高校行けねぇぞ」
高校？あぁ行けないだろうな
そんなのわかりきったことだろ、「俺」。
そんなの今に始まったことじゃねぇだろ、「俺」。
ちゃんと全部できたら苦労なんてしねぇだろ
ﾃｽﾄ当日
時計の刻む音が響く
「なくよウグイス○○○」
○○○？あぁ金閣寺か
なんだよこの問題意味不明だな
なんだよこの肖像画のおっさん。わかんねぇよ
バキ。鉛筆をまた一本無駄にしてしまった
この五日間ではっきりわかった
俺に勉学の道など無理だ
じゃ勉強なんて諦めて
スポーツにでも打ち込むか
どうせできないんだし
開き直り、だって？
違う。これは決意だ。
勉強ができない分体力つけてやるよ
ガリ勉より速く走ってやるよ
俺が勉学諦めるのに五日間もかかったんだ
五日間の悩みを甘くみるなよ
俺は俺にできることを
得意なことを
精一杯やりとおしてやるよ
まだ言うか
開き直り、だって？
違う
ほざいてろ
俺は俺の望む道だけを進む
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