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陰陽美人
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作詞 青龍 |
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孤独に冷め切った雑風景なあの部屋を
君はまだ
巣立てずにいるのだろうか
呼んでも来ず
入ろうとすればそれを押し出した
影を帯びた君は果てしなく美しい
君に愛されるという事の重みを
僕は全く計り知れてなかった様だ
世界を敵に回しても君を愛そうと誓った
誓いは願いと共に儚く破れ散ってゆく
逃避に後悔を練りこんだ僕に
君は笑って戸を閉めた
これから出会うだろう幾千もの男共に
変わらず
君の部屋は外界を拒むのか
入室を拒み
それを試みた者は深く傷つく
戸の向こうには暖かい光しかないというのに
二人の思い出の海岸で君を見つけた
いつもの無表情で・・・その男は誰だ
冷酷かつ美麗な君の横顔は
鮮やかに男を吸い付けた
その男でもだめだったのかと
安堵と屈辱に身を運ばせ君にそろりと近寄ると
君は
男の元から静かに離れて
麗しき哀涙を蒔いて寄ってきた
どうやら押し出されたあの時 君は
僕という外界に触れてしまってた様だ
どうだろう
ほら こんなに陽は暖かいだろう?
横目で見た君は
陽を浴びながらも相変わらず美しかった
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