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君と空と秋風と
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作詞 大蛇 |
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やがて夏は終わり
秋が顔を出す頃だ
空は遠く
水色に薄白さが増して
あたしは浮かぶ雲に吸い込まれるように
夢に落ちる
しばらく消えなかった君の温もりも
時々見えた幻も
やっと薄れてきたようで
あの頃を思い出す曲を聴いたら
涙が止まらないなんてことはなくなった
いつもあたしは強がっていたけど
平気なフリしてたけど
いつだって誰かで寂しさ紛らわせたり
いつも待ち合わせしていた公園で
来る筈もない君を待ってみたり
夢から覚めれば枕が濡れていることだってあった
かっこわるくて
君には見せたくないから
一生懸命笑ってたけど
本当はそれが一番つらかった
でも今はもう
自然に笑っていれるんだ
今日も目覚めれば
涙が頬をつたうことはなかった
大好きだよ
今も。
けど君は思い出で
もうあたしの傍にはいない
でもやっと
素直に笑えるようになりそうだよ
瞳開けば
遠い空
君の温もりが
秋風と一緒に冷めてゆく…。
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