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戦火
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作詞 小夜アメ |
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赤空見上げあの子は笑ってる、彼の行く先目で追っていた
風に成れよ愛情もらってきた、あの子はそこで笑っていた
神風舞う海へ落ち手足もげて、高笑いするあの子は泣いた
人形のように爆薬一つで宙を飛ぶ、叩きつけられていたよ
お国の為に我先行せん。玉砕覚悟の彼あの子の名前叫んだ
神風舞う海へ落ち手足もげて、高笑いするあの子は泣いた
灰になったあの子を僕は抱きしめ口づけを
彼の帰らず泣くあの子を抱き締め
空に浮かぶ赤空のカラス、町と人を燃やしていった
「逃げ惑う人たち火の海の町を走り
ほら赤子が飛んでいる、狂ったように泣け叫ぶ光景
手を繋いでいた幼き子供も何処か行ってしまった
あの川も人の群れ、いやそれはもう人ではなかった」
神風舞う海へ落ち手足もげて、高笑いするあの子は泣いた
伸びる火の手にあの子は捕まれ見るも無惨に燃えていった
あの子が燃やされてる
あの子が焼き尽くされる
あの子が黒焦げになる
大好きな大好きな、あの子が灰になる
彼は帰らないあの子の傍にいてやりたかった
戦火のあの子何を憎めばいいの?
国家?爆弾?神風?愛する彼?
灰になったあの子を僕は抱きしめ口づけを
彼の帰らず泣くあの子を抱き締め
空に浮かぶ赤空のカラス、町と人を燃やしていった
愛になったあの子へ僕は抱き締め哀れみを
せめて僕を彼の代わりにしてもいいよ
空に消えた悲しみの風、町と人を狂わせた
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